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新潟記念を考える

 巷では、冥王星が惑星から外れたとかで大騒ぎしてますね。冥王星が可哀相だとか。これがホントの「不幸の星に生まれた」ってやつですか?

 さて、こちらはハンデ戦なので「ハンデ戦に強い騎手」で選んでみます。

 え? いや、新潟・芝2000mについて一応調べたことは調べたんですよ。新装なった2001年以降で146レースが行なわれ、出走延べ頭数は1999頭。でも調べれば調べるほど買いたい馬が残る材料が消えていくのですよ。なのでこのデータはなかったことにしました。

 で、「ハンデ戦に強い騎手」の定義づけですが、ハンデ戦に限定した場合の単勝回収率の高い騎手、ということにします。なお、規定騎乗回数は、4日に1回以上の割合でハンデ戦に騎乗していること、にしてみます。2006年度は開催実日数が68日なので、17回以上ということになります。この定義からハンデ戦単勝回収率上位10位騎手を挙げてみます。

2006年 ハンデ戦限定
単勝回収率 10傑
(騎乗数17回以上)
順位騎手名単勝
回収率
騎乗数
1位松岡正海1053.9%23戦
2位川田将雅404.2%31戦
3位佐藤哲三305.3%32戦
4位福永祐一172.3%43戦
5位小牧太158.2%39戦
6位四位洋文151.0%41戦
7位渡辺薫彦125.2%21戦
8位秋山真一郎121.3%30戦
9位横山典弘105.5%31戦
10位柴田善臣102.9%35戦

 騎手名がピンク色になっているのが今回の新潟記念に騎乗する騎手です。これを踏まえて、予想は下のようになりました。

11ソーユアフロスト54田中学
2ロードフラッグ53武士沢
23ニシノナースコール52吉田豊
4サイドワインダー58長谷川
35トップガンジョー57後藤
6ナイキゲルマン52村田
47シャーディーナイス49大野
8サンレイジャスパー51佐藤哲
59エイシンニーザン53蛯名
10ヤマニンアラバスタ55柴田善
611アサクサキニナル54田中勝
12オースミグラスワン57四位
713ヤマニンメルベイユ53勝浦
14タガノマイバッハ56中舘
15ダイワレイダース57大西
816ヴィータローザ58上村
17トリリオンカット53小野
18スウィフトカレント57福永

サンレイジャスパー … 佐藤哲三の成績は厩舎別に見た場合、10回以上騎乗がある中では高橋成忠厩舎が最も勝率が高い。
ヤマニンアラバスタ … 去年の勝ち馬だし、この距離になるのは間違いなくプラス。でもやっぱり江田照がいい。
オースミグラスワン … 休み明けだから押さえる程度にしておこう。
スウィフトカレント … 2走ボケが心配。でもハンデ戦は勢いが大事。

てなことで、三連複で
 軸1頭ながし
 8−(10,12,18)
の計3点で勝負。
(無理矢理に哲ちゃんを本命にするデータを引っ張ってきました)
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キーンランドCを考える

 先週の『web楡馬』は散々でした。アドマイヤムーンを5人中4人が無印! 「これぞ楡馬」というハズし方に、今も昔もこのメンバーは変わらないなぁと思い知ったのでした。次号はエルムSです。

 で、今週はなんですか、第1回の重賞をやるとか。キーンランドCが重賞とはねぇ。このレースが行なわれる日にバイトで競馬場に向かう途中、「今日はキーンランド帝国の旗が揚がるんだ」と西ノ海さんに教えられ、どこの国だ? とちょっと期待して馬場に出てみると、掲揚ポールにはよく知っている旗が翻り、「期待したオレがバカだった」とガッカリした思い出しかないレースです。さて、どこの旗が揚がるのでしょう? 答えはご自分で調べてください。

 今週はデータを使って予想します。芝1200mは札幌で一番多く施行されているコースなのですよ。それだけに標本数は多く、1996年以降で出走延べ頭数は5264頭にもなります。これだけいたら平均タイムを出してみたくなります。では牡馬と牝馬の平均タイムを見てみましょう。

牡・セ1:11.78
1:11.62

 結果は牝馬のほうが0秒16速い。着差にすると3/4馬身ほどですが、牝馬のほうが速いコースって殆どないんですよ。よって今回は牝馬を中心に選びます。

 次に騎手です。1996年以降で1度でも騎乗したことがある騎手は183人いました。その中からキーンランドCに騎乗する騎手だけ抜き出して成績順に並べてみましょう。

札幌1200m勝利数リーディング
(1996年〜2006年1回4日)
キーンランドC騎乗者のみ
順位騎手名騎乗数1着2着
1位藤田伸二236戦34勝32回
2位横山典弘169戦27勝29回
3位本田優163戦15勝11回
4位菊沢隆徳144戦5勝10回
5位五十嵐冬樹96戦5勝2回
6位北村宏司54戦4勝6回
7位武幸四郎48戦4勝5回
8位芹沢純一58戦3勝7回
9位藤岡佑介44戦3勝4回
10位秋山真一郎24戦3勝2回
11位津村明秀29戦2勝2回
12位安藤勝己10戦2勝0回
13位柴山雄一25戦1勝1回
14位岩田康誠6戦0勝3回
15位池添謙一19戦0勝2回
16位的場勇人2戦0勝0回

 藤田が圧勝しました(ちなみに藤田は全体では2位で、この上に松永幹夫がいる)。騎乗数も圧倒的に多い。このコースを最もよく知るのは藤田ということでしょうか。じゃぁ率はどうなんだ、という疑問に答えるのはちと面倒なので勝率・連対率の上位5人だけ書き出します。それ以外は上の表から計算してください。

札幌1200m 勝率・連対率 5傑
(1996年〜2006年1回4日)
キーンランドC騎乗者のみ
順位騎手名勝率騎手名連対率
1位安藤勝己20.0%岩田康誠50.0%
2位横山典弘16.0%横山典弘33.1%
3位藤田伸二14.4%藤田伸二28.0%
4位秋山真一郎12.5%秋山真一郎20.8%
5位本田優9.2%安藤勝己20.0%

 騎乗数は少ないもののアンカツが勝率1位、岩田が連対率1位となりました。勝ち数1位の藤田は率では横山典に劣るようです。

 この結果を踏まえて、予想は下の通りにしてみました。

11コスモラブシック56芹沢
2ビーナスライン54秋山
23マイネルソロモン56津村
4ツルガオカハヤテ56横山典
35モエレエスポワール56五十冬
6トールハンマー56安藤
47プレシャスカフェ56柴山
8コパノフウジン56藤田
59サムソンハッピー56的場
10ブルーショットガン56藤岡
611モアザンベスト54菊沢
12ギャラントアロー56武幸
713ダンスオブサロメ54本田
14シーイズトウショウ55池添
815ダイワメンフィス56北村宏
16チアフルスマイル54岩田

ビーナスライン … 牝馬で選ぶならビーナスかシーイズのどちらかだが、ヤネの成績でこちらを取る。馬には前走がフロックではなかったというところを見せて欲しい。
トールハンマー … 牡馬も一応選んでおくとして、安藤の勝率20%と二ノ宮厩舎3頭出しの気勢を買う。
モアザンベスト … 牝馬で、3頭出しの二ノ宮厩舎の1頭という理由だけ。普通なら買わない。
シーイズトウショウ … この斤量なら勝って不思議ないが、ヤネがこのコースで結果を出していない点を差し引く。
チアフルスマイル … この距離は約2年ぶりだが、牝馬だし大崩れしないのでとりあえず。

てなことで、三連複で
 軸1頭ながし
 2−(6,11,14,16)
の6点で勝負。
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