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札幌記念を振り返る

 紙面では「◎マイソールサウンド」としたものの、それはあくまでも「本田に勝って欲しい」という願望であって、実際に勝つのは「○シルクフェイマス」ではないかと思っていた。斤量は減るし小回りだし、逃げ切り濃厚だなと。紙面発行以後に発表になったブルートルネードの取消で、これはますますいける、と思ったのだが…。

 あれはどうだ。冬樹は行かなかったのか、行けなかったのか? なんとも不可解なレースで負けた感じがしてならないなぁ。

 木曜のエントリで書いた「札幌2000mのジョッキー成績」で、勝利数1位騎手と、勝率1位騎手の組み合わせで決まるとは…。自分で書いておいて役立てられませんでした。

 どうでもいい話だが、紙面の中で、私は札幌競馬場で馬場整備をしていた、と書いたが、詳しく言うと、2班と呼ばれる班で働いていた。2班はゴール手前200mのところからゴール板までの間1ハロン分を受け持つ班で、とにかく客の目に付くところなので、客の視線を気にして仕事しろと言われたものだ。(班はトラックで移動して遊撃的に働く「トラック班」と、1周約1600mを1ハロンずつに分けて1〜8班まで存在する)

 各班にはレース時に整備員が引っ込む待避所があるのだが、今日のUHBの中継で2班の待避所がチラリと映った。

札幌2班

 まるで野球場のベンチのような造りなので、我々は2班の待避所を「ベンチ」とか「ダグアウト」とか呼んでいた。こんな造りなのは2班だけで、他の班は全然違う。

 見ての通り、目の前を馬が走っていくので臨場感は観客席よりスゴイものがある。しかもターフビジョンもほとんど正面にあるので、札幌競馬場で最高の席は指定席でも馬主席でもない。2班の「ダグアウト」なのである(この事実を西ノ海さんから聞かされていたので、仕事の応募で履歴書を出しに行った際、受付けの人に「2班でお願いします」と言ったらホントに2班にしてもらえた)。最高の席で競馬が見られてしかも給金がもらえるのだから、一石二鳥な班と言えよう。
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