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アイビスSDの結果を受けて負担重量について思う

 サチノスイーティーかぁ。牝馬が面白いと思って、マリンフェスタとレイズアンドコール、ウェディングバレー、テイエムチュラサンの馬連を買ったけど、サチノスイーティーを忘れてた…(うぐっ…)

 平井厩舎はあのサクラスターオー以来の重賞制覇だそうで。サチノスイーティーも同じ末路にならないように管理してもらいたいものです。

 それにしても、1000m戦で3歳牝馬の斤量が51kgというのは軽すぎるのではなかろうか。馬齢重量で3歳は古馬より3kg軽く、さらに牝馬は牡馬より2kg軽い。馬齢による斤量差は年齢的な完成度の差を埋めるもので、牡牝の斤量差は身体的な差を埋めるものであるのは理解できる。ただ、それがどの距離でも同じ斤量差であるというのは絶対におかしい

 タイム差は陸上や競泳でもそうだが、距離が延びるほど広がるもので、距離が少なければタイム差は小さい。私は競泳をやっていたので競泳を例に挙げると、50m自由形の男子の世界記録は21秒64、対して女子は24秒13で、その差は2秒49だ。一方、400m自由形の男子の世界記録は3分40秒08、対して女子は4分03秒85で、その差は23秒77だ。

 もし、50mのレースで女子にハンデを与えると言って400mを基準にして23秒77を差し引けば男子は50mを0秒36以内で泳がなければならない(こんなタイムは絶対にありえない)。競馬はこれと同じことをやっていることになる。

 サチノスイーティーが、古馬牡馬で最先着のホーマンテキーラに1秒1もの差をつけたことをJRAは重く受け止めるべきだろう。1000m戦において斤量差5kgがいかに大きいかを。もしこの斤量差を改めなければ、来年以降もこのレースは牝馬が活躍することになると思われる。
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