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技量審査場所という茶番
中央競馬専門紙
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楡馬
本紙/鎌倉重明

 さて、プロ野球が始まって数週間が経った。そろそろ各球団の戦力構造が見えてきた。先週号で青汁さんにお褒めいただいたことでいい気になって、今年も予想をしてみたいと思う。

 パ・リーグ。今年も混戦で、オリックス以外は優勝争いに最後まで絡んでくる。オリックスはオーナーがあの人のままだと風水的に勝てない。どんなに戦力が整っても風水的にダメなんです。オーナーに宮崎あおいさんを迎えると、風水的に良いでしょう。あとベンチに黄色い花を置くといいでしょう、風水的に。それから監督の名前に黄色いものを入れるといいでしょう。『イエロー岡田』に改名すると風水的によいでしょう。それから「ほっともっとフィールド神戸」を『ほも神』と略すのはやめたほうがいいでしょう。別な意味で神になります。

 さて、肝心の順位予想。現有戦力で考えると、日本ハムが上手。先発はダルビッシュと武田勝がしっかりしているし、ウルフと斎藤であわせて15勝出来ればなんとかなる。増井がセットアッパーとして大変安定しているので、他の中継ぎ陣への負担も少ないだろう。ソフトバンクは補強によって打線が一昔前の巨人のようになってしまった。これは歴史が物語るようにつながりを欠く。あと内川はどんなに打っても人気者になれず、へそを曲げるだろう。松中は5億円の価値がないまま終了。ロッテは二人抜けたのが大きい。やっぱり小林宏がお金目当てだったことが残念でならない。西武は地味に細川が抜けたのが響くだろう。銀仁朗はあと2年はかかる。楽天は星野監督(笑)という時点で何ら戦略性はなく、2大エースも飼い殺し。松井は活躍するも、岩村が打率2割そこそこでケガの影響は大きい。昔メジャーから来た外国人が怪我を隠して契約ということが多発したが、日本人メジャーリーガーにも同様の手口でやられるとは。

 セ・リーグはいつもの3チーム、中日・阪神・巨人の争い。中日は強い。ただし岩瀬が昨年より往年のイメージがなく、今年は苦労するかも。巨人は今年もクローザーで苦労するだろう。

 今週の予想。どうやら伝統の天皇賞というレースが行われると思う。これはたぶん当たるだろう。WIN5の配当は100万円を超えると思う。

当たらぬもはっけよい

 メジロ牧場解散。メジロオーの呪縛が解けるかどうかを楽しむダービーは日本競馬の伝統の一つだったが、そんなダービーはもう来ないのだと思うと実に寂しい。経営が厳しくなったとのことだが、2月小倉の甘木特別で黛弘人がやらかしたのが追い打ちとなったのだろうなぁ…。

 話は大きく変わるが、最近は被災地のためにとか日本を元気にするためになどと言って「何かしたい」という人が多い。しかし「何か」ってそんな曖昧な決意を大いに述べられても困る。

 「何かしたい」って例えば何をだろう? 想像するにどうせ次のようなことだろう。

 ルービックキューブを6面全部揃えたい。裁判所から「勝訴」と書いた紙を持って出てきたい。かめはめ波を会得したい。ウルトラクイズに出たかった。風船で太平洋を渡りたい。花粉症を治したい。7月24日以降も地デジカを語り継ぎたい。でも草g剛は語り継がない。

 これで被災地や日本を元気にできるかどうかは知らないが、決意を抱いた本人が元気になればいいんじゃないだろうか。

 さて、自分が何をしたいのか自分でも全然分からない青汁注射の天皇賞予想。本命はペルーサ。前走は勝ち馬と離れた2着も休養明けを考えれば上々。仮に出遅れ癖が出ても3200mもあるんだから何とかなるでしょ。

(青汁注射)
第141回 今年は強いと言われる4歳だらけ
天 皇 賞 (春)
通巻118号 平成23年4月30日 楡馬どっとこむ 代 表/西ノ海嘉治郎
編 集/鎌 倉 重 明 
第143回 天皇賞(春)(GT)5月1日 京都競馬場 芝3200m
当方の予想は世間の相場とは異なります
枠番馬番馬名性齢斤量騎手
1 1ビートブラック牡458岩田
2ヒルノダムール牡458藤田
2 3ナムラクレセント牡658和田
4ローズキングダム牡458武豊
3 5ジェントゥーセ758ブフ
6ペルーサ牡458横山典
4 7マカニビスティー牡458小牧太
8マイネルキッツ牡858松岡
5 9トゥザグローリー牡458四位
10トーセンクラウン牡758江田照
6 11ゲシュタルト牡458藤岡佑
12コスモヘレノス牡458中谷
7 13ジャミール牡558ウィリアム
14トウカイトリック牡958川田
15エイシンフラッシュ牡458内田博
8 16オウケンブルースリ牡658浜中
17フォゲッタブル牡558丸山
18コスモメドウ牡458丹内






西

元芝たたきのひとりごと’11春

 予想紙の記事にはあるまじき書き出しになってしまうが、最近どんな予想も当たる気がしない。

 前号で青汁さんが書いていた通り、競馬の予想はおろか、そこそこ当てられそうなことさえ全く読めない。僕が絶大な自信を持ってお送りした桜花賞号の“絶対当たる予想”もダメ。まあこれに限って言えば大的中だの連勝街道だのというのは勘弁してほしいのですが。

 とりあえず、ここは当たらない理由でも考えてみましょうか。

 答えは簡単。そもそも予想というものがえらい難しい。考えてもみてほしい。いくら4月とはいえ、「ヤクルト−広島の首位攻防戦」を見ることになると思った人がどれくらいいるだろう。実力差があると言われているセリーグわずか6チームの中から、スタートダッシュを切った2チームを挙げるだけでも、こうして波乱になるわけですよ。況してや自分とは異なる、意思表示の方法を全く持たない、ほぼ同能力の馬が一斉に走った結果なんて、もうわかるほうがおかしいです。

 さあ、皆さん、これでもう安心ですね。競馬とは当たらないものなのです。それをご理解いただければ、僕の予想も優しく見守っていただけるのではないかと思っております。

 それでは予想。本命はコスモヘレノス。中谷にGTで本命ですよ。同じ理由でコスモメドウ。丹内だって次がいつになるかわからない。あとはチャンスがありそうな人馬にだけ印を打ってあります。間接的に何かの役に立つ可能性はあるかも知れませんので、まあ適当に。

(西ノ海嘉治郎)
余白

 「radiko」ってご存じでしょうか。ラジオ放送がインターネット経由で聴けます。AMとFMに加えて短波放送も聴けます。そうラジオたんぱ(現ラジオNIKKEI)も聴けます。まだ全国展開途中ですが、短波放送が聴けます。これで土日は競馬中継がただで聴けます。テレビでは競馬中継がお昼過ぎからBS11にて放送されていますが、ラジオNIKKEIでは午前中から楽しめます。どうぞご活用ください。

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