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木幡初広騎手の突然の引退に感じるモヤモヤ感
中央競馬専門紙
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楡馬
本紙/鎌倉重明

 明日は4月1日。今年もまたエイプリルフールということで盛り上がるのでしょうか。楽しくもないエイプリルフールネタを振り撒き、「どうだ、俺、面白いだろう」という感じを出す企業は本当にご勘弁。

 そういえばなんで本日に新聞発行しているんだろう?と本気で疑問を抱いたのは、大阪杯がG1だということをすっかり忘れていた。明日JRAが「大阪杯のG1昇格は嘘でした」と言ったら本気で信じると思う。国営競馬のやることでしっくり来るものが少ないだけに、たまには良いこと言うじゃない、と妙に納得してしまうと思う。まあ、どうでも良いことですね。

 さて今週の予想。ファイターズの栗山監督が自分を責めすぎて全身拘束具を付けて采配を振るう、が一番人気。スワローズの小川監督の気配を感じない、が二番人気。中日の森監督がその筋の人にしか見えなくなる、が単枠指定。

強く当たって後は流れで

 日本ハムの新球場建設候補地が決定しましたね。北広島。札幌からのアクセスがどうとか、近くに駅が無いとか、色々と心配の声が挙がっていますが、まぁ何とかなると思います。むしろ別の視点の心配事を挙げてみましょう。

 北広島が市になる前の名前は広島町。明治期に広島県から入植した人たちに由来するわけです。ということは、交流戦や日本シリーズで広島カープと対戦するとき、地元ファンはお互い複雑な感情になりませんかね。同族と戦う、的な。中国と台湾、韓国と北朝鮮、みたいな。まぁ、交流戦が毎年あるから、それこそ里帰り交流的な感じでやればいいのか。

 球団がしれっと名前を「北広島日本ハムファイターズ」に替えたら、「北」の字から始まる3文字という類似性のせいでうっかり見逃す、という心配も…。もっとも、この名前だと広島カープとの混同を招くとかの理由でNPBから止められるでしょう。

 道都・札幌にいたからこその“北海道”日本ハムファイターズなのだから、せめて球場名に「札幌」を冠しよう、とか言い出す心配も…。本当は浦安にあるのに東京ディ○ニーランド、袖ケ浦にあるのに東京ドイツ村、と同じレベル。それは避けてほしい。実際、ネーミングライツで全く関係ない名前になる可能性のほうが高そうですが。

 いずれも杞憂な心配ばかりを挙げてしまいましたが、心配するよりも、どう面白くするかを考えるほうが北海道のためにもいいんじゃないですかね。競馬場を併設して道営を開催とか、土俵を併設して北海道場所をやるとか。

 とりあえず大阪杯の予想。ヤマカツ丼で。

(青汁注射)
第62回 本当にG1なんだ
大阪杯
通巻280号 平成30年3月31日 楡馬どっとこむ 代 表/西ノ海嘉治郎
編 集/ 鎌 倉 重 明
第62回 大阪杯(GT) 4月1日 阪神競馬場 芝2000m
知らない馬が増えました
枠番馬番馬名性齢斤量騎手
1 1ミッキースワロー牡457横山典
2サトノダイヤモンド牡557戸崎
2 3ヤマカツエース牡657池添
4シュヴァルグラン牡657三浦
3 5ペルシアンナイト牡457福永
6スマートレイアー牝855四位
4 7ゴールドアクター牡757吉田隼
8アルアイン牡457川田
5 9トリオンフセ457田辺
10サトノノブレス牡857
6 11ウインブライト牡457松岡
12ヤマカツライデン牡657酒井
7 13マサハヤドリーム牡657北村友
14ダンビュライト牡457浜中
8 15スワーヴリチャード牡457Mデム
16メートルダール牡557松山






西

ところ変われば

 今日は海外競馬の話でも。

 といっても、ヨーロッパやアメリカではなく中国の話です。

 武漢(三国志だと江夏のあたり)という都市に競馬場があり、毎年10月下旬に大レースが開催されています。

 しかしさすがにそれだけでは飯が食えないのか、それ以外の時期も定期的にレースをやっているようです。

 雑な概要はさておき、ここのレースが面白い。簡単に言うと荒い。寄ってきた馬や騎手を叩くのはもちろん、それに対する報復で進路妨害どころか確実に落とす気満々の斜行なんてのもしょっちゅう見られます。見ればわかりますが、日本でこれをやったら確実に二度と乗せてもらえないだろうし、騎乗を許可した責任者も左遷されるでしょう。

 もっとも、競馬としては滅茶苦茶なのですが、中国の交通状況を見たことがある人ならばあまり驚かないと思います。なんてことはない、街の車やスクーターを馬に置き換えれば簡単に理解できることでしょう。「中国競馬」あたりで動画の検索をするといくつか見られるので、気が向いた方は是非。

 それはそうと、予想。レイダースは決して悪くなかったKとPを出しましたか。素人目には成績が良かった二人を出し、スペシャルチームを作り直すのは結構危険な賭けになると思うんですが、果たしてどうでるやら。

(西ノ海嘉治郎)