プロ野球のベストナインが発表されたそうですね。大谷が投手とＤＨでＷ受賞。ん？おかしくない？パ・リーグの場合ＤＨも対象ってことは「ベストナイン」じゃなくて「ベストテン」ですよね？　黒柳徹子と久米宏ですよね。看板に偽りあり。それを大谷が一人で投手とＤＨを受賞したことでめでたく「ベストナイン」にできたと。ナイス、大谷。

　ふと振り返ると、私、高松宮記念号のときにパの本命にソフトバンク、対抗に日ハムを、セの本命に広島を推してたんですね。なぜこういう予想は当たって、競馬の予想は当たらんのか。競馬とプロ野球の二刀流予想は私には無理です。プロ野球と大相撲の二刀流予想を目指してみるかな。

　さて予想。プロ野球ＭＶＰはパ・大谷、セ・ジョンソン。大相撲は日馬富士が逆転優勝、敢闘賞・石浦、殊勲賞・玉鷲、技能賞は該当者なし。競馬は去年に続けて出てきた外国馬２頭で。

　プロ野球のストーブリーグは今季はかなり動きがある。西武の岸投手が楽天に、オリックスの糸井野手は阪神にそれぞれFA移籍が決まった。日本ハムの陽野手は楽天とオリックスが交渉中とのこと。

　こうなると移籍選手の補償が面白い。引き抜かれたチームは引き抜いたチームの選手を獲得できる。引き抜きを行う球団はプロテクトする選手を検討せねばならぬが、保護できるのは28人までであり駆け引きが生じる。過去には巨人から西武に江藤智選手が、ソフトバンクからオリックスに馬原孝浩選手がプロテクト漏れして補償選手として移籍した。毎年プロテクト漏れ選手に注目が集まるが、ありとあらゆるものが補償対象になるとさらに盛り上がるのではないか。

　たとえば陽岱鋼選手が引き抜かれる日本ハムは、選手以外のものを補償対象にするかもしれない。楽天からは宮城球場の観覧車を獲得して観覧車の収益が日本ハムに入るとか、オリックスからは福良監督を獲得して日本ハムのコーチに就任させるとか、大胆なやり取りで球界がさらに盛り上がるのではないか。

　さて今週の予想。日本ハムの大谷翔平選手は年棒４億円プラス鶏肉『桜姫』10トンの出来高契約でメジャー流出を阻止、が一番人気。デーブ大久保前監督の開業した居酒屋が廃れる、が二番人気。ＮＨＫ紅白歌合戦に落選した和田アキ子氏のことを誰もいじれない、が単枠指定。競馬はおそらく馬が勝つと思う。