最近は「草食系男子」が増えているとか。しかしこの草食系男子、言うほど簡単になれるものではないものと思われる。

　それでは草食系男子には何が求められるか考えてみよう。まず何と言っても詩才がなければ話にならないことは論を俟たない。できれば七歩で一つくらいいかないと厳しいだろう。いくら才能があって、相当量の勉強をしているとはいえ、親父の葬式のさなかにたった七歩歩く間にレベルの高い詩なんて作れるのかよと思っていたが、さすがにあれは嘘らしい。しかし、仮に草食の名を語る以上は、やはり詩は外せないだろう。

　次に、兄との仲が悪いということも外せない。遺産や後継問題でこじれて、兄に負けてしまうとなお良い。恐らくこのような争いに負けてしまう弱さが、ナウい女性に受け容れられる要素なのだろう。

　しかし、仲の悪い兄や、膨大な財産、本人に求めれる詩の素養など、ハードルは非常に高い気がするのだが、最近はそんなやつがゴロゴロいるのだろうか。

　まあええわ。それでは、草食系男子の元となった人物の兄に顔が似ていることにかけては人後に落ちない僕の予想を。本命はアイアンルック。毎日杯はこの馬にとってはかなり厳しいレースだったが、何だかあっさり勝った。多分強い。対抗は…とりあえずグランプリエンゼルにしときますか。特に人気がなければ力を入れて買ってみたい。要注意はマイネルエルフ。いくら僕らにとって印象の薄いレースでも、天皇賞を勝てば勢いはつく。混戦ならば２週連続で「あれ？」ということも。押さえにはＮＺＴの１、２着のサンカルロとティアップゴールドまで。