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「free Tibet」じゃなくて「Tibet free」って言ったらどうなのかな?
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楡馬
本紙/青汁注射

 こんにちわ。ごきげんいかがですか? 文化人のフリをしていたいのに、危険思想の持ち主であることを理由に世間がそれを許してくれない青汁注射です。

 今朝、すごく怖い夢を見ました。

 会社に行ったら、組織替えとともにオフィスの模様替えも行われていました。私の席を中心にぐるっと机が取り囲んでいるのです。これだけでも怖いのに、その席に座っている社員が何故か、アンカツや内田博幸、的場文男、川原正一、菅原勲といった面々なのです。

 こんな猛者連中に囲まれて、落ち着いて仕事なんてできるかぁっ! 怖いわっ!

 そう叫んだところで目が覚めて、夢で良かったと胸をなでおろして今この記事を書いているところです。

 そんなわけで、夢の中くらい大万馬券を獲ってもいいのに、その点は現実に忠実な夢しか見たことがない私の予想を高らかに述べて差し上げます。刮目して読むがいい。後悔するぞ。

 本命は、前述の夢で目の前の席に座っていた内田博幸のゴスホークケン…と思ったのですが、それはやめて、夢とは全然関係のないセッカチセージにします。理由? 色々と感じ入るところがあったので…。種牡馬になっていたのか、と今になって知らしめてくれたアッミラーレの産駒にGT勝利を。

格差問題

 まずは先週の訂正から。歌手の吉幾三さんが自動車事故に遭われたという話をしたが、吉さんはケガはされなかった模様。ゴールデンウィークにニコニコ動画で幾三さんを見まくっていたが、いや、あれはいいねえ。ニコニコ動画で「吉幾三」で検索してくださいよ、いぱーいでてきますよ。

 さて、世の中にはお金持ちというのがいましてね。うらやましいものだから以前友人とお金持ちの定義を考えてみた。「ボンレスハムをぶ厚く切る」「正月以外でもボンレスハムを食べる」「スープは皿で飲む」「財布は持たずにマネークリップ」「ヒゲ」「洋館に住む」「膝の上に猫がいる」「札束でドミノ」などなど。

 もう忘れている定義もあるが、発想がとにかく貧相。特にボンレスハムが金持ちの基準では話にならない。でも私は正月以外にボンレスハムを食べたことがない。オードブルに盛られたハムは食べるかな。そういえばボンレスハムって自分で買ったことないなあ。なんだかボンレスハムってお歳暮とかでもらうも送るも大人なアイテムな感じがする。

 さて、金持ちの話なのか、ボンレスハムの話なのかわからなくなってきたので、競馬の話。今週はNHKマイルカップ。もう13回目ですって。今年もN響がファンファーレを担当かな。

 予想をするに、出走各馬のほとんどが1600M以下のレースばかりを使われてきた。府中のマイル戦はスタミナ勝負でもあるので1800M以上の重賞で連対している馬を中心にあげた。武豊が降りたブラックシェルが本命。今回は楽に乗れるだろうし、調教師もこのレースと相性がよい。対抗は毎日杯を勝ったディープスカイ。勝ちきれない感じを受けるものの安定感を評価した。サトノプログレスはマイル戦でしか勝ちがないが連勝の勢いを評価。サダムイダテンはテン乗りの岩田が何か工夫してきそうなので押さえとした。

 なお、ファリダットが人気のようだが、あまりに危険な人気馬だと思う。

 それから加護ちゃんのブログは見ていてつらくなるのでこの頃は見なくなった。

(鎌倉重明)
第13回 表彰式のプレゼンターに是非ストレッチマンを!!
NHKマイルカップ
通巻48号 平成20年5月10日 楡馬どっとこむ 代 表/西ノ海嘉治郎
編 集/青 汁 注 射 
第13回 NHKマイルカップ(JpnT) 5月11日 東京競馬場 芝1600m
重賞未勝利11頭、初挑戦5頭…何、この低級メンバー?
枠番馬番馬名性齢斤量騎手
1 1サトノプログレス牡357横山典
2アンダーカウンター牡357小林淳
2 3スプリングソング牡357池添
4レッツゴーキリシマ牡357
3 5ブラックシェル牡357後藤
6エイムアットビップ牝355松岡
4 7ドリームシグナル牡357吉田隼
8サダムイダテン牡357岩田
5 9ディープスカイ牡357四位
10アポロフェニックス牡357柴田善
6 11ゴスホークケン牡357内田
12リーガルスキーム牡357安藤勝
7 13セッカチセージ牡357田中勝
14ダノンゴーゴー牡357藤岡佑
15ファリダット牡357武豊
8 16エーシンフォワード牡357福永
17アポロドルチェ牡357勝浦
18ダンツキッスイ牡357藤田






西

音の外れた鎮魂歌

 先日、僕の競馬の師匠である父が鬼籍に入った。その3日前まで馬券を買い、10日前には皐月賞で人生最後の万馬券を当てたのだから、身内ながら大したものだ。そんな父に僕が本格的に弟子入り(?)したのは27年前、第1回JCの頃だった。もっとも、僕が記憶にないだけで、アグネスホープやカツラノハイセイコのダービーには連れて行ってくれたらしいが。

 ところで、僕もその影響を相当受けているのだが、父は宗教や霊、あるいは死後の世界だのという概念をかけらも信じていなかった。死んだらもうそれで終わり。「あの世で喜んでいるだろう」なんて幻想はなく、葬式なんか別に何だっていいという考え方だった。僕もそれでいいと思っていたのだが、世間一般の考えは僕たち親子と違うらしく、月並に葬儀をやることになった。告別式でお坊さんが目測を誤り、柄の部分で木魚を叩いたのが印象的だった。

 その後、葬儀屋さんがやって来て、49日までに遺族連中がやることを話してくれた。その中で、お供え物をどうするかという話をしてくれたのだが、これがまたいいかげんというか何というか…。

 「こちらは落雁の代わりに砂糖の塊を使っております。これを料理で用いることにより『食べ供養』となります」

 「お水やお酒は水道に流さないようにしてください。これを活用することによって『飲み供養』になります」

 要はただ動作に「供養」をくっつけただけじゃねぇか、と思うのは僕だけではないだろう。

 こうなると、様々な「供養」をすることができる。例えば、働けば「仕事供養」、適当にすっぽかせば「サボり供養」になる。居眠りすることによって「眠り供養」もできるだろう。泥酔して戻せば「ゲロ供養」が成り立つわけであり、オナニーすればそれは「抜き供養」になる。他にも徹底的でハードな供養の数々が思い浮かぶのだが、これ以上書くと生きている人が怒り出しそうなのでやめておく。

 それでは、千島武司のミスダイリンならば持ったままで楽勝、負担重量が940キロ軽くなるミサイルテンリュウでも掲示板には載れそうなメンバーが揃ったNHKマイルCの予想に入ろう。小林淳一だけは甘く見ないほうがいい。あとは印の通り。

(西ノ海嘉治郎)
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