楡馬.com presents.
ばんえいに比べたらJRAの平地競走なんて炭酸の抜けたコーラだな
中央競馬専門紙
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楡馬
本紙/鎌倉重明

 俺にプライドはないのか、と言いたい。やられた、完敗でした。先週はやられ放題だった。前号で触れたように、ばんえい競馬を観戦するために帯広に行ってきた。まったくもって不足なしの充実した旅であった。

 以下、旅の思い出を暇なOLのブログばりにグダグダと書くがご容赦を。結論から言えば「ばんえい競馬は超楽しい、まずは体験を」。

 とかち帯広空港に着くなり連れて行かれたうどん屋、うまい。普通にうまかった。小麦が十勝産だって。うまい。いきなり負けた。次に宿泊地の然別湖に向かった。冬の然別湖では「然別コタン」なるものが催されており、凍結した湖上に雪で作った家(イグルー)や露天風呂が設置されているワンダフルな企画がある。到着後まず湖上露天風呂に入る。気温マイナス10℃。脱衣所は酷寒、湯船の中は40℃を超える熱さ。体ポカポーカなのに頭は寒い(痛い)のでのぼせない。湖上露天風呂にやられた。湯冷めすれば死ぬ状況であり、しっかり温まってから着替え。温まると案外大丈夫だった。

 冬の然別湖は雪道素人にはかなーり危険であり観光客の入りが落ちることから、泊まったホテルは部屋食でも料金は高くなかった。なのに飯がうまいでやんの。名物オショロコマ(サケ科の淡水魚で天然記念物、養殖ものをいただく)の焼きものがうまい。鹿追牛がうまい。夕飯に完敗。

 夕飯後再びコタンに出向いた。アイスバーを堪能した。雪と氷で作られた室内にバーカウンターが。氷で作ったグラスでカルアミルクをいただく。オンザロックならぬインザロックと言うらしい。うまい。芯から冷える。またやられた。ホテルに戻る途中に降る雪を観察。寒さで良質になった雪は一粒一粒の結晶が見える。一面雪印だらけ。きれいだった。またやられた。冷えた体をほぐすため向かったホテル内の温泉がこれまたイイ。内湯は適温でぼけーっとできるし、露天風呂は外気マイナス10℃だから頭ひんやり。凍った湖を見ながら濡れタオルを振り回せば即凍結。楽しい。泉質が濃く、バカ温泉の筆者はまたまたやられた。

 と、これだけやられたのに、まだ肝心のばんえい競馬にたどり着いていない。然別湖から帯広市内に戻り、今回の旅の目的地、帯広競馬場に到着。競馬場に速攻で入りたいのを我慢して、ばんえい博物館を見学。その歴史に触れた。歴史を学んだ後、満を持して競馬場に突入。購入した『ホースニュース馬』に協賛レース“楡馬”の文字を見つけ、一同ニヤニヤ。筆者は旭川で一度だけばんえい競馬を観戦したことがあったが帯広は初。帯広競馬場は古さは否めないものの、ふた昔前のテイストに興奮した。

 早速レースを観戦。当日は雪のため含水率が5.6%と脚抜きがよい「軽馬場」で速いタイムでの決着であった。驚いたのは観客スタンドから声がかかるのはわかるがコース内から大声がでていること。騎手が馬に声をかけていてなんだかすごい。馬の移動とともにお客さんも一緒に移動しながらの声援。第2障害前で各馬息を入れるため小休止する。なんかカッコイイ。気合いを入れて巨大な馬が急坂を駆け上がる。観客も声援をあげる。ソリがすべてゴール板を通過しないとゴールしたことにならないので、これまたドッキドキLOVEメールである。ゴール途中でへたる馬もいるからおもしろい。

 その後、我らが協賛レースまで観戦を続け、馬券は外し続けてやられた。そしてお待ち兼ねの協賛レースの出走。予想は案の定ハズレ。が、肝心の表彰式がイイ。馬主/調教師/騎手/厩務員それぞれに賞金を用意したが、優勝した西謙一騎手に代表して各賞を受け取ってもらった。楡馬メンバーが順にのし袋を手渡して表彰式は終了。その後すぐに優勝馬と口取り写真まで撮ってもらった。馬の息遣いを間近に感じイイ。1万円で大満足。やられた。

 メインの重賞ポプラ賞で中穴を的中させて収支もプラスに転じて大満足。とにかく、ばんえい競馬最高!なのである。

 当日は脚抜きがよかったのでゴール前で止まる馬はいなかったが、乾燥した重馬場なら激しい競馬がたくさん見られただろう。また見に来なくては、と感じさせるばんえい競馬にやられ放題であった。

 これでさらにその後やられたのだから十勝は恐ろしい。その晩泊まったホテルでかなり濃い(しかも熱い)温泉&昭和チックな建物にやられ、連れて行かれた飲み屋で日本酒にやられ、翌日に行った菓子屋「柳月」のでかい工場に圧倒され、お菓子を大量購入し、昼飯に「ぱんちょう」で丼からあふれる豚丼にやられ、旅は終了。

 今回の旅で何回やられただろうか。プライドもなく負け続けた。ばんえい競馬以外にも見所たぷーりな帯広地方に行ってみてはいかがか。ばんえい競馬は直に見た方が相当におもろいのでレジャーとして大変オススメ。ギャンブルの域を超えている偉大な遊びである。是非とも触れてください。

 さて、2000文字を超えて思い出を書いたところで、今週の予想。なんだっけ?馬柱の印をごらんください。記事長すぎ。

ばんえい競馬は最高です

 先日の3連休の「然別湖・ばんえい競馬観戦ツアー」は成功裏のうちに終了した。ばんえい競馬の素晴らしさを改めて感じる事が出来たのはもちろん、十勝の様々な魅力を感じる事が出来、地元の人間ながら非常に勉強になった。

 旅の感想は他の方々が存分に書いてくれると思うので、今回は地元ならではの情報を提供したい。地元紙である十勝毎日新聞において、ばんえい十勝劇場というコーナーで毎日ばんえい競馬に関する記事が載っている。ばんえい競馬に関する情報は中々手に入りづらいが、ここなら毎日ばんえいに関する情報を取得することが出来るので、是非お気に入りに入れていただきたい。

 その中の注目記事「リッキー号が春から帯広市職員に!」。あちこちでばんえい競馬をPRしているリッキー号が、全国初のばん馬として市町村の嘱託職員になるというもの。本業のばんえい競馬では26連敗中とのことで、嘱託職員としての給料の方が本業より稼げるのでは…?と思ったら、残念ながら無給との事。新年度からは市内⇔競馬場の馬車も運行するということで、これからも是非頑張って欲しい。

 折角なのでフェブラリーSの予想。本命はビッググラス。鞍上の村田の妙な強気が気になる。村田といえば、グラスエイコウオーで絶妙の騎乗を見せたが、クロフネの反則的な強さで惜しくも2着というレースが思い起こされる。ここは是非一発狙って欲しい。今回もそれほど人気にならないと思われるので、馬券的な妙味にも期待。対抗はシーキングザダイヤ。多分2着でしょう。この2頭を3連複or3連単の軸とし、メイショウトウコンとアジュディミツオーに流してみたい。

(ケンスケ緒羅!)
第24回 イッセー尾形村田 vs メイショウホムラ産駒
フェブラリーS
通巻20号 平成19年2月17日 楡馬どっとこむ 代 表/西ノ海嘉治郎
編 集/青 汁 注 射 
第24回 フェブラリーステークス(GT) 2月18日 東京競馬場 ダ1600m
今度こそ1着か 失禁グザダイヤ
枠番馬番馬名性齢斤量騎手
1 1サカラート牡757吉田豊
2アジュディミツオー牡657内田博
2 3タガノサイクロン牡457池添
4シーキングザダイヤ牡657武豊
3 5カフェオリンポス牡657岩田
6メイショウトウコン牡557武幸
4 7ブルーコンコルド牡757
8フィールドルージュ牡557ルメール
5 9リミットレスビッド牡857蛯名
10シーキングザベスト牡657福永
6 11オレハマッテルゼ牡757後藤
12サンライズバッカス牡557安藤
7 13ダイワバンディット牡657北村宏
14メイショウバトラー牝755ペリエ
8 15ビッググラス牡657村田
16トーセンシャナオー牡457横山典









西

異次元競馬

 ばんえい競馬、行ってきましたよ。実に楽しかった。体重1トンもの馬が何百キロものソリを曳いて坂を上る力強い光景は壮観の一言。そして馬がゴールに近づくと、それに合わせてスタンド前の観客も大声を張り上げながらゴール前へと大移動。まさに、ばんえいでしか味わえない興奮。

 肝心の楡馬の個人協賛レースのほうはというと、2番人気のキョウエイボーイ号が優勝。レース後に口取り式で馬や騎手の方とで写真撮影したのだが、そこで生で感じたキョウエイボーイ号の勝ち誇ったような荒々しい鼻息は忘れることができない。

 なお、馬券は前号で示した印の通りに買って(当たり前?)しっかり的中。まさかホントに「千代の富士」馬券になろうとは…。味をしめて今週もサインを探すぞぉ。

 …というわけで予想。今週一番の競馬ニュースは「安藤光彰JRA騎手試験合格」か。だからといって彼の弟・勝己が乗るサンライズバッカス…というのは簡単すぎる。おそらく「ミツアキ」の「ア」と「ミツ」の文字が入っているジュディミツオーであろう。母の名には「キ」も含まれており見事に「ミツアキ」の完成だ。本命はアジュディミツオーで間違いない。気になるのは、「内田博幸結婚」報道によるご祝儀馬券でオッズが下がらないか、ということか。

(青汁注射)
制球勝負

 ばんえい競馬は馬と並んで歩きながら観るのが楽しい的なことを先週の記事で申しましたが、あれはほんとに注意が必要です。歩くどころかついつい走ってしまいます。とくに子供は容赦なく駆け回るので事故の無いように気をつけましょう。

 もうひとつ、まともに予想をしたことがないのでどうすればよいうかわからないとも述べましたが、競馬新聞を見てもやっぱりわからない。だいたい何をどう判断すればよいかわかりませんでしたからね。結局、馬券はやられ放題でございました。でも、ばんえい競馬は面白い。何度か見てるうちにだんだんとわかるようになってくるでしょう。

 ばんえい競馬で個人協賛をするにあたっての一番の見せ場は、表彰式です。騎手など関係者各位に1万円相当の賞金もしくは商品を任意に分配して贈呈するのです。ただ普通に渡せばいいのかなと思ってたら、表彰台の脇にはマイクが。何か気の利いたコメントでもできたらよいものを、「おめでとうございます」と言うにとどまってしまいました。我々も、代表して賞金を受け取る騎手の方も照れ気味に見えました。そしてさらに、口取りにまで加えてもらえるのです。これは思い出に残ります。

 と、このように楡馬一行は帯広でばんえい競馬を満喫してまいりました。今後のばんえい競馬の発展、そして携わる方々のご苦労が報われることを心から願うばかりです。

 さてフェブラリーSの予想。真冬のダート王決定戦などと銘打ってはいますが、こちらとしてはすっかり1tのソリを引いて坂を越えてこそダート王だろという感覚になってしまっていますが、まぁよいでしょう。フェブラリーSは1000m〜2000mあたりまで幅広くこなせるタイプが強いと思います。この点ではシーキングザダイヤ、ブルーコンコルドが有力ですが、この2頭の決着では馬券的に面白くなさそうです。なので今回は敢えてこれにダート初挑戦のオレハマッテルゼ、ダートに転向してから好成績のメイショウトウコンを絡めたいと思います。

 アツアツに開催中です。みなさんも是非お楽しみください。

(独帝)
参考にならない一点予想 by 編集者
2月18日・日曜
東京9R ヒヤシンスS

前走完勝の勢い
◎フェラーリピサ
○アイヴォリーカラー

京都10R 琵琶湖特別

トップハンデだけど
◎ミツワスカイハイ
○サクラキングダム

京都11R 斑鳩S

本田に◎を捧げる
◎ブリリアントグレイ
○アクロスザヘイブン

編集後記

 今号の『web楡馬』は前号以上に「ばんえい特集号」かも知れません…。あれ?

自由の国日本マンセー

 さて、昨日見たばかりのニュースであるが、オーストラリアの元東京特派員だかが書いた『プリンセス・マサコ』の日本語版の発売が中止になってしまったそうである。プリンセス・マサコといえば言うまでもなく皇太子のカミさんの雅子のことである。で、内容に誹謗中傷的な箇所があるとか言って宮内庁だかが抗議していたとかいういわくつきの代物である。僕はこの本が出るのを10年前の名著『八百長』が出るのと同じくらい楽しみにしていたのだが、出版社が講談社となまじ大きかったのがよくなかったのだろうか、多分かしこどころヤクザじみた圧力に負けて断念してしまったのだろう。ネットのニュース記事も胡散臭いもんで、宮内庁が抗議したニュースはアップされているものの、著者の反論は極めて簡単な表記に留められている。確か直後は読むことができたのだが。僕もうろ覚えなのだが、そこでは、「日本の人々は真実を知らされていない」みたいなことを言っていた気がする。そういう意見さえ消してしまおうとするのならば、これは中国や北朝鮮もびっくりの低レベルなお話である。自由なんてあったもんじゃない。日本の自由なんて元々この程度なんだろう。皇室というのは一種の腫れ物みたいなもの

で、扱うときには何かと気を使う。それでも物好きはいるもので、最近でも「天皇陛下バンザイ」などと繰り返している。僕には「将軍様マンセー」と言っている北朝鮮の人民と何が違うのかさっぱりわからないけど。

 フェブラリーSの予想。今回は混戦。どの馬にもチャンスはあると見たので、好きな馬に印を打ちます。で、応援するアジュディミツオーを本命。しかし、本命にしておいて言うのも何だが、ここ二走を見る限り、多分この馬はベストの出来にはない。だから展開などが向いて力が十分に発揮できれば、という話になる。果たして内田博幸がどう捌くか。対抗はブルーコンコルド。東京大賞典を生で見たが、なるほど強かった。本格化した印象。あっさり楽勝もありえるでしょう。要注意はビッググラス。根岸Sの勝ち方が良かった。展開一つで差し切りも考えられる。村田にもそろそろGTのタイトルを。押さえは同じく差しだけど鞍上を戻したのがどう出るか気になるメイショウトウコンと、安定した成績を残しているサンライズバッカスまで。

(西ノ海嘉治郎)
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