私は芸能界の人間についてビックリするくらい疎い。なので世間で有名人と呼ばれる人の名前もイマイチ知らないし、聞いたことがあっても顔を知らない、といった具合である。

　例えば、「蒼井優」と「あびる優」の違いがよく解ってない。どっちかが万引きタレントなんだろ、くらいのものだ。「蒼井優」といえば「蒼井そら」とは別人らしいですな。どっちがＡＶ女優なんだっけ？…とまぁ、３人とも顔を知らないのだが、それで困ったことは一度もない。

　他には、「関ジャニ」を「かんじゃに」と読むことを最近になって知った。それまで電車の吊り下げ広告など文字でしか認識したことがなく、「せきじゃに」と読むとばかり思っていて、関サバや関アジみたいに下関近海で獲れる新種の魚だと思っていた。でもそれで困ったことなど一度もなかったし、正しい読み方を知ったところで得したことなどこれっぽっちもない。

　結局のところ、芸能界なんて今すぐ消滅しても何の痛手もないし、あったからって腹の足しにもならない、ということだ。一方、１ヶ月前の話になるが、ばんえい競馬は消滅を免れてホントに良かった。もろ手を挙げて喜び気分に浸りたいところだがいい加減に予想に入ろう。

　本命はインティライミ。調教はまったく駆けなかったらしいが、だったら尚のことここから入ってみたい。対抗はマツリダゴッホ。落馬したセントライト記念の借りを返すには今回はもってこいの舞台だ。単穴にはフサイチアウステル。内田博幸が落馬の影響で柴山になったが、意外な一面を引き出してくれるのではないかと期待する。

　さて、上の見出しにも書いたが、次号はスペシャルな企画をやります。お楽しみに。

　記事を書くのはかれこれ５〜６年振りだろうか。大学を卒業し社会人となり、今日こうやって記事を書くに至るまでに過ぎた時間は長いようで、やはり長い。その間に自分はどう変わったか。「ファミ通」のＴシャツを着て「カッチカチやぞ、カッチカチやぞ」と言ってみたくなる衝動を抑える落ちつきを身につけ、エ○タの神様やオンエアバト○の単純な面白さではない、その裏にある哀れな面白さを見出すことができる深い洞察力も持ち得た。また、「人前でＨをするのが苦手なんです」と言うＡＶ女優を見て、昔であれば、「わかったからさっさとヤレよ。」ぐらいにしか思えなかったのに、今では「人前でのＨが苦手」という微妙なニュアンスというか違和感というか、そういったものを感じ取れる豊かな感受性を育んだ。この５〜６年でこんなにも人間的に成長を遂げている自分に大拍手である。負けないすごい、負けないすごい、ナハナハ。

　一通りすごーく自己満足したところで、予想に入る。１位はおとめ座。４４９円といった微妙な金額もお釣りなしで支払いできるでしょう。そして、ごめんなさい、１２位はうお座。何をやってもあなたは本当にどうしようもなくダメでしょう。そんなあなたのラッキーアイテムは「砥石」。それでは今日も元気に行ってらっしゃい！ 帰ってくるな！！