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中央競馬専門紙
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楡馬
本紙/青汁注射

 前号に引き続き、馬場整備の話をしよう。馬場整備の仕事で、ダートレースでゲートのわだちを消す、という大事な仕事もあった。なんでこんなことをするかは各自で考えて欲しいが、大事な仕事なのである。これはゲートがコースに入った時と出た時に行なわれる。

 この仕事を淡々とこなしていたある日、同じ班で働く楡馬メンバーのKが「砂を薄くしたら馬は上手くスタートできるか?」と言い出した。ゲートが入った際のわだちを消す作業でわざと砂を薄くしてみたらどうか、と言うのである。わだちが描かれる位置はちょうど馬が駐立した時の足元なのだ。我々は2班と呼ばれる区域で仕事をしていたのだが、2班はダート1700mのレース時にその仕事が廻ってくる。どうせ試すならエルムSでやってみよう、ということになった。

 私はゲートが開く側の内から4頭分が担当だった。97年は2番バトルライン、3番タイキシャーロックと有力馬2頭が入った。そこでこの2頭だけ砂を下のコンクリートのようなカチカチの層が露わになるまで薄くした。結果は…、両馬とも絶好のスタートで2頭の1・2着だった。波乱を起こしてみたかった私とKはガッカリ。

 翌98年は4番タイキシャーロック、8番バトルライン。前年とは逆に砂を盛ってみることにした。タイキは私が、バトルラインはKがやることになった。私は我々の作業をじっと見るスターターの視線が気になって控えめに盛ったのだが、Kはこれでもかとこんもり盛った。結果はタイキが普通のスタートで1着、バトルラインがやや出負けで4着。Kはしてやったりの顔をしていた。勿論ただの偶然かも知れないのだけど…。

 競馬はどんなに調教師が良い仕上げをしても、どんなに騎手が上手く乗ろうとしても、馬場整備員の腕一つで結果が左右されるかも知れない、という事実を知ったのであった。

 さて、本紙担当ということなので予想を書かないと…。本命はワイルドワインダー。人馬ともマーチS1番人気で負けた借りを返すチャンス。でも後藤がなぁ、先週「青タオル」を中継で披露できたのを満足してたらダメかも。ジンクライシスが何かやらかさないかと密かに期待。

野球狂の詩

 この金曜日、web楡馬でお馴染の独帝氏と一緒に札幌ドームで日ハム対ロッテの試合を観に行った。ずいぶんと入っていたようだが、後で調べてみれば、観客は34,957人とのこと。かなりの入りである。一昔前なら消化試合の典型カードだったことを考えれば、隔世の感がある。やはり強いと盛り上がるということを痛感。

 消化試合といえば、その昔テレビの「珍プレー好プレー」(といっても番組の大部分は珍プレーで占められるのだが)で、消化試合で救いようがないぐらい閑散としていたスタンドを映したものがあったのを覚えている。子供たちが横でプロ野球をやっているのに情け容赦なくスタンドでキャッチボールや野球をしていた姿が映し出されていたのだった。中でもすごいものでは、ガラガラのスタンドで、思いっきり服を着たままセックスをしている男女を映し出したものもあった。スタンドに腰掛ける男に、またがる女。よくぞまあこんなものを撮っておいたものだ。いや、おれがカメラマンでも撮るかな。いずれにせよ、それを撮った人、放映に踏み切った人はえらいと思う。それとは別の年だったが、確か優勝争いから脱落したロッテ−近鉄戦(川崎球場)で、主催者発表で観客が700人、ということがあった。そりゃ選手もやる気なくすよな。ていうかそれでモチベーションが上がる選手は本当にプロだと思う。僕は無理です。

 それはさておき、僕が高校生だったころは準オープンだったエルムSの予想に移る。本命は思い切ってジンクライシス。元々中央で実績のある馬だし、道営でも結果を出している。流れさえ向けばこの斤量なら十分太刀打ちできるとみた。元北関東の名手・山口竜一の手腕にも応援と期待。対抗はヒシアトラス。これも斤量に恵まれた感がある。コンスタントに結果を出しているあたりからみてあっさりも。要注意はワイルドワンダー。後藤が珍しく札幌に乗りに来ている。ただでは帰らないだろう。ただし結果が出るかどうかは別だけど。押さえには生粋のダート馬タガノゲルニカと藤田のトーセンブライトまで。

(西ノ海嘉治郎)
第11回 え? 本命アベシンゾウ?やっぱアソウタロウでしょ
エルムS
通巻9号 平成18年9月16日 楡馬どっとこむ 代 表/西ノ海嘉治郎
編 集/青 汁 注 射 
第11回 エルムS(GV) 9月18日 札幌競馬場 ダート1700m
パーソナルラッシュ3連覇なるか!?
枠番馬番馬名性齢斤量騎手
1 1オーガストバイオ牡556勝浦
2 2ヒカルウイッシュ牡456北村宏
3 3ジンクライシス牡556山口竜
4 4タイギャラント牡956井上俊
5タイムパラドックス牡859柴山
5 6ドンクール牡458福永
7サカラート牡658武豊
6 8トーセンブライト牡557藤田
9パーソナルラッシュ牡559岩田
7 10ヒシアトラス牡657横山典
11ワイルドワインダー牡456後藤
8 12ロードマジェスティ牡456四位
13タガノゲルニカ牡457武幸






西

続・ボディコン労働者階級C

 悠仁親王、ご生誕オメでコうございます。裏情報だが、宮内庁が早速、親王にバウリンガルを装着したらしい。以下、極秘入手した、親王のお言葉。

「こんにちゎー。悠仁でーす。ホーリーネームはマイトレーヤでーす。修行するぞ、修行するぞ、徹底的にハードに修行するぞ」

「とりあえずオレが天皇になったら、新しい元号は『くまぇり』。くまぇり元年にはたぶん、母校放火が大ブームになるね」

「え? サーヤおばさんが想像妊娠?」

「それにしても北斗晶が本当の鬼嫁なら、健介にヒ素カレーでも喰わせてほしいよねー」

 さて、まあ懸案の「ハンカチ王子」ですが、早いとこプロ野球に入って、とたんに肩壊して、変なパブでもやって失敗して、AV男優デビューでもして、AV嬢の顔にぶちまけた自分のザーメンでもハンカチでふき取ってろ、ファック野郎。

 って今、飲酒運転ブームですよね。次に捕まるのは、たぶん藤田まこと。呼気から相当量のアルコールが検出されたのに、本人は否認。よく調べてみると、養命酒を1本空けていたらしい。たぶん小川範子の仕業だな。どうでもいいや。

 あーあ、ほんとに書くことねぇや。この新・ボディ労ですが、人気が落ち込むこと必至なので、タイトルを「巨泉のボディコン労働者階級」に変えます。何となく。予想? じゃあ「駒苫・田中はドラフト1位でたけし軍団入り。芸名は『田中チョイナチョイナ』」に1票。

(文責=デ・ラJ)
求めていないもの

 ずいぶんと前から、余計なものが気になっている。プロゴルファーの宮里藍に「かわいさ」は必要か?彼女はゴルフで好成績を残しているのはわかるが、「美人」だとか「かわいい」とか「色が黒い」とか「CMがうざい」とか、ゴルフがうまいだけで十分でないですか。横峯さくらとか言う人も「かわいい」とか言われていますけど、ゴルフだけやっていてもらえればいいのではないですか。

 宮里ナニガシはホワイトソックスの井口だし、横峯ナニガシは矢口真里をレンチで20回くらいブン殴った、と整理してみた。まあ、私が言いたいのは不動裕理は「ふどうゆり」ではなく「ふどうゆうり」と読む、ということ。彼女のゴルフは見ていてすごいなあと思う。もっと世間でいじったほうがよい。賞金女王をずっと続けているではないですか。ドランクドラゴンが女装してゴルフやっている姿がテレビに映ったら、それが不動師匠だ。彼女をバンバン持ち上げたい。すごい人だから。

 あと、週刊誌とかで「美人秘書、怒りのヌード公開」とか「美人女子大生、退学覚悟のヌード」とか書かれていても、美人ではないのでご注意。

 あと、AERAの中吊り広告の1行ダジャレには閉口。4年後の見出しは「名監督との別れをオシム」だろ、くそ朝日め!

 で、今週は札幌の17ダート。2班の腕の見せ所ですね。予想は表のとおり。札幌実績と17実績で。

 今週の記事内容も相変わらずひどい。

(鎌倉重明)
制球勝負

 中央競馬の特別競走というのは、多くがご当地にちなんだレース名になっていますよね。北海道開催でいうと羊蹄山特別とか阿寒湖特別のように山や湖の名前が入ったものや、ポプラ特別とかアカシヤ特別など植物に関するもの、五稜郭特別や白鳥大橋特別のような名所に関するものがその例です。こうした傾向は各地の地方競馬についても同様であると思いますが、中でも印象的だったレース名はホッカイドウ競馬の「鵡川ししゃも特別」。ある時たまたま見たスポーツ新聞の馬柱に記されていた「鵡川ししゃも特別」というフレーズがなぜか気になってしまいました。しかし、レース名に「ししゃも」はねえだろ、と思ってしまった当時の私はあまりに無知でした。後に、鵡川ししゃもの何たるかを知ることになるわけです。

 鵡川ししゃもは、一言でいえば「本物のししゃも」。私達が普段ししゃもとして食している魚はカペリン種といい、正確にはししゃもではないのだそうです。鵡川のししゃもはこれよりもひと回り大きく、脂の乗った濃厚な味わいです。さらに注目すべきは、この鵡川ししゃもは刺身とか寿司で味わえるということです。これは鵡川町の料理店でしかお目にかかることができません。もちろん干物を

そのまま焼いてシンプルにいただくもよしです。鵡川の漁港ではししゃもの直販をやっているので、そこで入手するのもよいでしょう。お手ごろな値段でお持ち帰りできます。水揚げは例年10月中旬頃に始まると思いますので、もうそろそろです。私事ながら、われわれ楡馬のメンバーも毎年ししゃものシーズンを心待ちにしております。もしこの時季に牧場見学などで日高などを訪れる予定がありましたら、鵡川町に立ち寄ってししゃもを御堪能されてはいかがでしょうか。ウニ・カニ・イクラにも引けを取りませんよ、これは。

 さて、エルムステークスも北海道にちなんだレース名です。「楡馬」の名の由来となっているのもまた北海道大学の象徴であるエルムです。本命は、そんなこととは一切関係なくタガノゲルニカ。対抗にトーセンブライト。ともにダートでは底を見せてない感じですし、小回りも問題なさそう。あとは適当に。タイムパラドックス、ドンクール、サカラート、パーソナルラッシュ、ヒシアトラスあたりはレース間隔的にどうかと思います。

(独帝)
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